ジャスミン 2024年4月 テクニュース
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ソーシャルメディアの大企業の未来 TikTok

2024年3月13日水曜日 (現地時間)、米下院は、TikTokの親会社で中国を拠点とするバイトダンス に対し、TikTokを売却するか、同アプリを米国内の端末で使用することを禁止するかのいずれかを求める法案を可決しています。352対65という圧倒的多数の票でしたが、中国のテック企業が所有しているため、米国の政治家は米国ユーザーのデータが中国企業と共有されていることに懸念を表明しており、TikTokは国家安全保障上の脅威になるとしています。

この法案は「Protecting Americans from Foreign Adversary Controlled Applications Act(外国の敵対勢力が支配するアプリから米国人を保護する法案)」と呼ばれています。その支持者たちは、禁止ではなく、アプリの親会社であるByteDance(バイトダンス) による売却で、6カ月以内に中国共産党、ロシア、イラン、北朝鮮の支配下にない企業にTikTokを売却することを要求しているだけだと述べています。

TikTokの禁止による利点を享受するのは誰か?アナリストによると、 Facebook と Instagramを所有するMeta(メタ)社はそうするだろうといます。

Forrester(フォレスター)社のバイスプレジデント兼調査ディレクター、マイク・プルックス氏は「TikTokの禁止は、メタの短編動画サービス「Reels(リール)」に実質的な独占権を与えることになる」と語っています。

昨年の若者を対象としたForreste社の調査では、Instagram のリールの利用は前年比で11ポイント増加したといいます。米国の10代の若者の約3分の1が、少なくとも毎週リールを使用しています。

TikTokは、他のアプリと比較してかなりの使用量を誇っています。調査会社Apptopiaによる2023年の第四四半期では、モバイルユーザーはTikTokに1日平均97分を費やしており、これはYouTube、Facebook、Instagram、スナップチャットよりも上回りました。

TikTokが禁止されれば、残るのは「Reels」と「YouTube Shorts」だけです。「つまり、TikTokのない世界では、MetaがTikTokの広告収入の恩恵を受ける可能性が高い。」とプルックス氏は語っています。

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